福島県薬剤師連盟の活動にご理解をいただくために

2021年4月16日

福島県薬剤師連盟の活動にご理解をいただくために

 薬剤師連盟の活動目的は、薬剤師会の施策を実現するための政治活動、いわゆるロビー活動等を担うことにあります。特に法律の改正や新たな法案を成立させるためには、国会議員の議論を経て、国会で可決成立させなければなりません。

 これまでにも、医薬分業制度推進のための法改正(医薬分業法)、薬学教育6年生実現のための法改正、地域医療計画に「薬局」が明記されたこと、薬剤師が「医療の担い手」とされたこと、さらには薬局が「医療提供施設」として位置付けられた医療法の改正等が薬剤師国会議員を中心に実現をしてきました。
 また、診療報酬・調剤報酬の改定については、公平な改定率(いわゆる1:0.3)やその財源確保のために政治が大きくかかわっていることも忘れてはならないことです。

 直近の連盟活動においては、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、政府はその対応策として令和2年度予算について3回にわたり補正予算を組んできましたが、特に第2次補正予算では「感染拡大防止等支援事業」として、医療機関だけでなく、薬局についてもその対象として盛り込まれ、1薬局あたり上限額として70万円の補助金が受けられることとなったことは、薬局機能を維持するための財政支援を強く要望してきた成果だと考えています。

 さらには、第3次補正予算と令和3年度予算案には感染予防を講じた小児の外来診療等に係る評価として、調剤報酬では令和2年12月15日から令和3年9月調剤分まで12点、令和3年10月調剤分以降は6点を算定できること、感染予防を講じた一般診療等に係る評価では、令和3年4月調剤分から9月調剤分まで4点が算定できることとなりました。

 また、新型コロナウイルス感染症ワクチンの優先接種については、医療従事者を優先接種の対象としたうえで、医療従事者の範囲として「薬局において、新型コロナウイルス感染症患者に頻繁に接する機会のある薬剤師その他の職員」が明記されました。

 こうした我々薬剤師の要望が現実のものとなった背景には、間違いなく参議院比例代表の薬剤師議員が二人になったことにあると確信するとともに、衆議院において与野党合わせて三人の薬剤師議員が存在することも忘れてはいけません。

 薬剤師会と薬剤師連盟は常日頃から一体不可分に活動をしています。

 連盟活動の目的達成のために、日本薬剤師連盟の組織内統一候補者を3年毎に確実に国会へ送ることができる強い薬剤師連盟が必要になることをご理解いただけましたら幸いです。

 現在の若手薬剤師と将来、薬剤師となる薬学生のためにも、夢と希望を持って薬剤師職能を発揮できる環境を整え、国民の健康な生活を確保するためにも、我々も精一杯努力をしていく覚悟で取り組んで参ります。

 薬剤師連盟の活動にご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

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なぜ、組織内統一候補者が必要なのか

 日本薬剤師連盟の目的は、会員相互の全国的な協力により、日本薬剤師会の施策の実現と課題の解決を行うとともに、薬事・薬業の進行等に必要な政治的活動を行うことです。

 その意味で、薬剤師議員が国政の場で私たちの声を代弁していただくことで、今後、厳しくなると考えられる調剤報酬・診療報酬の改定など、日本薬剤師会の抱える諸問題を解決することにつながります。

 とりわけ、日本薬剤師連盟組織内統一候補者には、参議院比例代表の議員として薬剤師職能を代表した立場から、私たちの政策的課題を実現する一翼を担ってもらい、薬剤師が国民の健康な生活を確保するために貢献できる環境を整えてもらいたいと考えています。